【修理】古い製品の修理は、いつまでできるの?古いアクセサリーの在庫はありますか?

  • 販売時に保証書を添付している弊社電子事業部の製品については、営業出荷を終了した時点から最低5年間は製品をお使いいただけるよう、修理とパーツのアフターサービスをご提供しております。

    この保証は弊社サービスセンターで行う修理にのみ有効で、設計部門が適切と認める代用部品を使用する場合も含みます。このため修理技術上・部品保守上の問題から、サービスセンターで修理は承っても修理部品の販売はお断りする場合がございます。

    電池関連・アンテナ・マイクロフォンなど、これが無いと本体を使えなくなるようなアクセサリーについては、アクセサリー品番では販売を終了していても、サービスセンターで5年間は部品として最低限のスペアを保存しています。このため、色や形がオリジナルと異なる物、化粧箱に入っていない物、バッテリーパックの場合は電圧や電流容量がお使いのタイプと異なるものや乾電池ケースをお勧めする事が有ります。また、アンテナやマイク類などは純正品の代わりに使用可能と思われる他社製品のご案内をもって保守に替えさせて頂く場合もございます。延長ケーブル類、内蔵追加基板、ソフトケースのような「無くても最低限の機能は使える」アクセサリーは保守の対象外とさせて頂いております。現行品として販売されている期間中にお求めください。

    上記の部品保守期限内であっても、災害による在庫の破損、在庫中の品質変化や劣化、盗難、部品メーカーの責に係る事情など、不測・不可抗力による損失・入手不可となる事態が起こった場合はやむを得ず保守・修理ができなくなることがあります。予めご理解の程お願い申し上げます。またバッテリーパック、特にリチウムイオンバッテリーはメンテナンスをしていても電池の性質上、長期間在庫すると必ず劣化するため在庫に限りが有ります。

    販売店の長期在庫の処分品など、保証書付き新品であっても、弊社の営業出荷終了後上記の期間が経過したものは、補修部品の払底などからアフターサービスができないものがありますのでご注意ください。尚、旧製品の修理は対応可能な技術員が限定される、部品調達や修理作業に時間が掛かる場合がある等の事情から、1ヶ月以上のお時間を頂く場合がございますので、予めご了承ください。

    弊社では、お客様にお喜びいただけるよう、ほとんど全ての製品について事実上は上記の期限を超えて可能な限りのメンテナンスを行っており、今後もそのように努める所存です。旧製品の保守・修理についてのご質問はお問い合わせフォームにてお問い合わせ下さい。なお、次のQ16も合わせてお読みください。

【特小】中継器を付けたら通信ができるようになるかどうか、調べる方法は有りますか?

  • 無線機が3台あれば、目安になる範囲を調べる方法が有ります。

    Cさんが中継器役となり、広げたいエリアの中心やエリア全体が広く見渡せる場所でなるべく高い障害物の少ない場所や、通話ができないスポットが見通せる場所に立ちます。壁に設置する屋内タイプをお考えなら、無線機を設置予定場所に当てて見るのも良いでしょう。AさんとBさんは、広げたい通話エリアの両端から場所を変えながら、Cさんと通話ができるか試してみてください。「AさんとCさん、BさんとCさんの間は通話できるが、AさんとBさんは直接通話できないエリア」が、中継器を導入したときに増える通話エリアの目安です。結果が思わしくなければCさんにも動いてもらってもっと良いスポットを探すこと、CさんはA/Bさんの信号を受信するときはなるべく無線機を頭の上に掲げ持つこと(人体の影響を少なくする)など工夫してみてください。

【電源機器】スイッチング式とトランス式の電源、どう違うの?

  • 従来のトランス式(リニア方式)電源は、回路構成上その名の通りトランスを使用します。この為、重い、大きい、変換効率が悪い(変換出来なかった電力は熱となる)といったデメリットが有りました。そこで作られたのがスイッチング方式の電源で、トランス式のデメリット解消以外に、入力電圧範囲が広く、海外でも国内でも電圧の違いを気にせず使用出来るなどのメリットが有ることから、最近では携帯電話のチャージャー・アダプターからコンピューターの電源まで、広く使われています。

    スイッチング方式の大容量電源は回路構成が複雑になる=コストが高くなる、ノイズが発生しやすい、などのデメリットもありますが、弊社では通信用として特にノイズが出にくいように気を遣った設計をしています。それでもHFのローバンドでのDX通信など、僅かなノイズも嫌うユーザーには今でもトランス式が好まれるため、弊社では両方のタイプを生産しています。

【受信機】ワイドバンドレシーバーを使うのに免許は必要なのですか?注意する点は?

  • 無線通信を日本国内で受信するのに、特別な免許は必要有りません。

    ただ、電波法第59条に「特定の相手方に対して行われる無線通信を傍受して、その存在もしくは内容を漏らし、又これを窃用してはならない」と定められていますので、受信した内容や個人情報を悪用したり、みだりに他人に通信の内容を話したりすると罰せられる可能性が有りますのでご注意下さい。

    海外の場合、例えばアメリカでは同じような内容が「プライバシー保護法」によって規定されており、誰でも通信を聞くことは出来ますが個人的な通信、例えば電話を受信するなどして知り得た情報を悪用したり、アナログといえども秘話を掛けた通信を解読して聞いたりすると電波管理とは別の法に触れる可能性が有りますし、広帯域受信機を含む無線機の持ち込みが、銃器並に非常に厳しく管理されている国や地域も有りますので、充分にご注意下さい。

    日本国内でも場所により無線機や受信機の持ち込みを制限している場所(イベント会場、テーマパーク、官公庁・公共施設等)があり、これらの場所で注意を受けたら速やかに受信を中止して指示に従ってください。さらに、場所柄をわきまえず受信をしていると何かと誤解されやすく、通行人から警察に通報されたり、職務質問を受けたり、トラブルの元になりかねません。特に盛り場、遊技場の近く、ホテル街、女性専用マンションや女子寮周辺などは特に盗聴の誤解を受けやすい場所ですので注意が必要です。

    最も大切なマナーは、屋外での受信には必ずイヤホンを使うこと、です。例えば空港で、航空無線をイヤホン無しで聴く方が目に付きますが、飛行機に興味のない大部分の方には迷惑でしかありません。電車の中でポータブルステレオをイヤホン無しで聴くことと同じですから、絶対にお止めください。

【無線機全般】アルインコの無線機にリチウムイオン乾電池は使えますか?

  • 現行製品のほとんどのトランシーバーでお使いになれますが、下記の機種にはお使いになれません。これらはLi-ion乾電池の初期電圧(1本あたり1.8V)が印加されると内部部品を壊す恐れがあります。弊社では乾電池は1.5V定格のアルカリ乾電池を標準にしています。このためリチウムイオン乾電池や乾電池型ニッケル水素充電池のように1.5V定格でないものやマンガン乾電池は、壊れはしなくても減電池表示が不正確になる、短時間で使用できなくなる、等の不都合が出る機種があります。指定以外の電池の使用は製品保証の対象外となりますのでご注意ください。

    特小無線:
    ・DJ-PB20シリーズ全機種
    ・DJ-CH3
    ・生産終了品で単三乾電池3本が使用できるもの

    作業連絡用無線:
    ・DJ-M1R

    ハンディ受信機:
    全機種

【電源機器】DC/DCコンバーターの、バックアップ用MEMORY端子の使い方は?

  • 弊社製のDC/DCコンバーターに搭載されているMEMORY端子の使い方についてご説明します。(生産終了品を含みます)

    ※ DT705B/712B/715B/830L/840Mなどバックアップ電流が低いもの
    DC24Vが供給されている限り、この端子より常にDC12Vが出力されます。但し、取り出せる電流量は705B~715Bでは0.15A、DT840Mでは0.3A、DT830Lでは1Aと、バッテリー上がりを起こさせないように、ごく僅かな電流に限定されます。これはアマチュア無線機、ステレオ機器などで、メモリー登録や時計のメモリーが飛ばないようにするために専用の独立した「バックアップ・メモリー専用電源ケーブル」が出ていたタイプを接続するために設けている端子です。現在でもこのようなバックアップができる無線機やオーディオ機器をお使いのお客様が居られますので、この端子は残してあります。

    しかし、最近のカーステレオやカーナビなどの機器はこのバックアップケーブルが省略されACCのオンオフのみを検知しているものが殆どで、バックアップ電源ケーブルはメインのケーブルと共用されるようになりました。このため、バックアップ端子にラジオやナビなどの機器を直接つながれて機器の電源を入れると容量以上の負荷が掛かり、故障の原因となりますので絶対にお止めください。また、DT830Lではコンバーターの電源がONのときは10AまでMEMORY端子から電流が取り出せますが、ACC連動機能はありません。

    ※ DT830M/DT831D/DT920/DT930シリーズ
    これらのコンバーターは「コンバーター本体の電源スイッチがオフだと1A,オンだと10A~15A」をMEMORY端子より取り出すことができます。このことを利用すれば専用の独立した「バックアップ・メモリー専用ケーブル」が出ていないタイプの標準的なカーステレオやナビなどでも、最大消費電流がそれぞれ10A、15Aの機器であれば、下記の結線をすることでバックアップを保持しながらお使いになれます。接続方法は同梱の取扱説明書をお読みください。

    ※ 共通:ボディアースはノイズの問題などがあり、絶対にお止めください。配線には 市販の圧着端子などを使ってしっかりネジ締めをしてください。コンセント式のターミナルへの接続では、30Aは取り出すことができません。一般的なソケットでは接触抵抗が大きくなり、コンセントや配線が熱を持って変形、発煙、最悪の場合発火などの大きな事故につながる可能性がありますので、絶対にお止めください。この種の接続によって発生した事故に対しては一切の保証は無効とさせて頂きます。

    2:12V側機器の接続
    接続機器の12V入力ライン(+)を、電源オフの状態でコンバーターのMEMORY端子に市販の圧着端子を使ってしっかりと接続します。その他は、同梱のの説明書に従って12V車への接続と同様に行ってください。複数の機器なら、それら個々の機器の消費電流合計が10A,15Aを超えないようにしてください。

    3:使用方法
    コンバーターの電源を入れてから、車のキーを回してACCポジションにします。そ の後で接続機器の電源を入れます。以降は、コンバーターの電源スイッチは気に せず、キー操作でコンバーターのオンオフが自動的に操作できます。

    【注意】
    コンバーターの電流容量は、全ての端子の合計です。例えばバックアップ・メモリ ーに10A、メインの陸軍端子に30Aということではなく、シガープラグやスナップ端 子なども含めて、全部の接続機器の消費電流がコンバーターの定格以下であり、な おかつ個々の端子に記載されている数値以下の機器しかその端子にはつなげませ ん。間違った接続はソケットや配線が接触抵抗による熱を持って変形、発煙、最悪 の場合発火などの大きな事故につながる可能性がありますので、絶対にお止めく ださい。この種の接続によって発生した事故に対しては一切の保証は無効とさせて 頂きます。

【修理】アフターサービスが受けられない製品を教えてください。

  • 長らくお使いいただいている製品はこちらをご覧ください。

    又、以下のような製品も修理のご依頼をお断りしています。

    *技術基準適合、製品銘板、CSMやATIS番号など法的、製品管理や特定に必要なラベル類が剥がされている物、加工されているもの、過去の修理履歴に整合しない物(貼り換えなど)。印字が薄れたものは受付いたします。
    *改造されているなど、弊社の定める仕様を逸脱した状態で使われている物。
    *汚物の付着など極端に汚れた物、化学物質などの汚染が疑われる物など弊社修理技術員の衛生に害を及ぼす恐れのある物。
    *落下、雷撃、浸水、塩害、火災、過電圧印加など、修理保証ができない原因で故障した物。但し保険請求のために証明書の発行をご依頼になるときは除きます。保険証書の記入依頼については引き続きこちらをご覧ください。

    尚、弊社が認める技術員以外の手が入った製品(模造、改造、自己修理の痕跡がある物など)を元の仕様に戻すことは、部外者がどのような作業をしたかトレースすることは不可能、ラベル類を再発行することは製品管理上できない、などの技術的理由から、例外なくお断りしております。

    これらの製品を直接弊社サービスセンターにお送りになられても、運賃受け取り人払いの宅配便で、未修理のままご返却させて頂きますのでご注意ください。販売店が誤ってお預かりした製品はその販売店にご返却致します。

    何とぞご理解の程、お願い申し上げます。

【購入前】「お問い合わせフォーム」に個人情報を入力したくありません。お問い合わせメールに返事が来ないのですが?郵便での問い合わせ先は?

  • 【ご注意】電動ウォーカー、ジョギングマシン、マッサージ器具などのフィットネス機器は当事業部の製品ではありません。サービス窓口が全く異なりますので直接フィットネス事業部のカスタマーサービスセンターにご連絡くださいますようお願い致します。

    電子事業部では、お客様の個人情報を収集するためにメールフォームを採用しているものではありません。従いフォームをご利用頂く際は、必須項目であっても何らかの文字を入力していただければメールの送信は可能です。公開したくない情報は適当な文字を入力してください。但し発送やご確認のご連絡を差し上げることがある都合上、カタログや資料のご請求には必ず正確にご住所など必要な項目を記載してください。

    技術資料、旧製品の説明書やカタログなどを電子データでご請求の際は、携帯電話やフリーメールではない、インターネットプロバイダーのメールアドレスをお知らせください。携帯電話やフリーメールのアドレスでは未達になることが多くなります。お客様の返信用アドレスの書き間違いやフィルター設定などの理由から未達になるものもしばしばございますが、一度未達になったメールはそれ以上のフォローは原則、致しておりません。また、当Webサイトのシステム上の理由や担当者のミスでご連絡が取れないこともございます。祝祭日を除く5営業日程度経っても弊社より何のご連絡も無い場合は、恐れ入りますが電子事業部サービスセンターにフリーダイヤルでお問い合わせください。

    郵便によるお問い合わせはやり取りに時間がかかるため、お控えください。カタログ郵送のご依頼は、カタログの発送を持ってお返事に変えさせて頂きます。また事前のご連絡なしに新製品開発のご要望などを郵便でお送りいただくことがございますが、郵便によるお返事は致しかねますので悪しからずご了承ください。説明書、カタログ、Webサイトなどの誤記に関する郵便でのご指摘は、その正誤を判断したうえで弊社の判断にて反映させて頂くことがございますが、個別の返信はご容赦ください。

    用件にかかわらずアルインコ電子事業部へのご連絡は、フリーダイヤルかお問い合わせフォームをご利用くださいますよう、お願い申し上げます。

    電子事業部のプライバシーポリシーはこちらです。(PDF)
     

【無線機全般】使い方が分かりません!

  • まず取扱説明書を初めから読みながら製品に慣れて下さい。 専門用語などが使われているので初めは分かりずらいのですが、説明書に合わせてボタンを押したり表示を眺めたりするだけでも、少しずつ意味が分かるようになる場合が多いものです。また、例えばセットモードのように共通の操作が多ページに渡る場合、入り方は冒頭ページのみで説明しているため個別の項目説明を見てもわからないことがあります。必ず一度最初から最後まで通してお読みください。

    操作が分からなくなった場合は「リセット」操作をして工場出荷時の状態に戻して下さい。但しセットモードで好みに合わせて設定した機能も初期設定に戻りますから、最終的な機能の設定などは一通りの操作が理解できてから行うことをお勧めします。リセットは、機種によっては機能だけを初期状態に戻すシステムリセット(又はパートリセットと呼ぶ機種もあります)と、せっかく書き込まれている周波数なども全て消してしまうオールリセットの2つが有ります。通常はシステムリセット(又はパートリセット)だけを行うように十分注意して下さい。リセットで消えたメモリーデータを復旧する機能は、無線機側にはありません。

    「こんなマークが出て、いつもと違う動作を始めた」という場合は、説明書の冒頭部分にある「ディスプレイの表示」の項目が参考になります。出ているマークの説明を見ると、それがどの機能を働かせたときに出るものかが分かるので、説明に従って機能をオフにしてください。

    その上で、どうしてもお困りの点がございましたら弊社サービスセンター、フリーダイヤル 0120-464-007までお電話でお問い合わせ下さい。営業時間はAM10:00~PM17:00です(お昼休み12:00~12:45、土・日・祝日を除く)。

    尚、お電話でお問い合わせの際は、取扱説明書と電源が入る状態の製品を予めご用意ください。これがないと、使い方のご説明は十分にできません。

【特小】従来のアナログ方式の特定小電力無線機とDJ-P30Dは通話する事ができますか?P30DはP35Dと通話できるの?

  • DJ-P30Dは従来機とは通話できません。特定小電力無線に割り当てられた全ての音声チャンネル(20ch)と中継用チャンネル(27ch)でお使い頂けるP30Dですが、デジタル音声通信専用機です。既存のアナログシステムと混用される場合はDJ-P35Dをお勧めします。もちろんDJ-P35DのデジタルモードはDJ-P30Dと互換性があり、セキュリティコードを合わせれば問題なく通話できます。

【受信機】放送以外に何も聞こえませんが故障でしょうか?

  • FMやAM放送の音声がはっきり聞こえていれば、故障の可能性はとても低いものです。

    いくら高価な道具を揃えていても、季節や仕掛けを選んだり釣場の情報(とそれを理解するための、最低限の専門用語の知識)を入手しておかないと目的の獲物が釣れない魚釣りと同じで、通信の受信はちょっとしたコツを理解したり知識を持っていないと何も聞こえず不安になることがあります。

    通信は放送と違い、通話が必要なときにしか電波を出しませんし、なるべく広い地域で聞いてもらえるように工夫する放送の設備とは反対に、「必要な通話ができる最小限度」の設備が優先されます。また、電波伝搬上の理由で、例えば航空無線であればどこでも聞こえるのは飛行中の飛行機が使うチャンネルだけで、管制の信号を聞くためには空港の近くに行く必要があり、なおかつフライトのある時間帯に限られます(地方の空港は便数が少ないです)。短波や中波では時間や季節で通信距離が変わります(AM放送で夜になると遠くの局が聞こえることはご経験があると思います)。盗聴電波にしても、そこらじゅうに仕掛けられていて簡単に受信ができると勘違いされる方が居られますが、普通の街中ではなかなか聞けるものではありません。携帯電話や警察無線のすべて、消防救急無線もごく一部の例外を除いてデジタル化され、市販の無線機では一切聞くことが出来ません。

    「ラジオ放送は聴けるが通信は何も聞こえない。本当に故障していないのかな?」と気になる方は、以下をお試しください。
    *意図せず設定したアッテネータやアンテナ切り替え設定などをもとに戻すため、リセットをかける。このとき、必ず説明書を読んでメモリー保護機能が有効になっていることを確認するか、パートリセットを選ぶ(保護が外れていたり、オールリセットをかけたりするとメモリーチャンネルが全て消去され、自分では復元できなくなります)
    *リセットするとVFOモードで起動するので、そのままダイヤルや数字キーで131.250または131.450MHzに周波数を合わせる。AMモードになることを確認する。
    (国内便が250、国際線が450を使うことが多く、どちらも頻繁に信号は出ていますが、しばらくしても聞こえなければチャンネルを切り替えてお試しください。)
    *ボリュームレベルを適切に調整する。
    *AM10時頃からPM8時頃までの飛行機が多く飛ぶ時間帯に屋外に出て、MONIキーを押してザーというノイズ音を出しっぱなしにする(弱い電波でも拾いやすくなります)。
    このとき、「ピギャ、ピ~ギャギャ」と断続的に短いバースト音が聞こえたら無線機とアンテナは正常です。このピギャピギャ音は飛行中の民間航空機が落とす位置情報などを含んだ航空無線のデータ信号で、飛行機が飛んでいる時間なら百キロ単位で離れた場所からの信号でも受信できるため全国どこでも受信し易く、頻繁に信号が出ていることから無線機に異常がないかどうかをチェックする格好の目安になります。ちなみにこれが聞こえれば、飛んでいる飛行機のパイロットが地上に自分の位置や高度を連絡する「航空路管制」が受信できる可能性は非常に高いです。「航空管制 周波数」で検索、自分の受信場所に近い「**セクター」の「VHF主要波チャンネル」をいくつかピックアップして待ち受けしてみてください。結構遠くからでも聞こえることがあるのであきらめずにチャンネルを変えてお試しください。

    通信の受信には情報の収集が大切です。インターネットで「盗聴や航空などジャンル名、周波数」のようなキーワードを含めた検索を行えば、たくさんの情報を得られます。弊社のレシーバーにはチャンネルが変わる幅(チャンネルステップ)や電波形式は標準的なものを書き込んでは有りますが、場合によっては目的の周波数に合わせて手動で切り替える必要があります。周波数・ステップ・モードが合わないと正しい待ち受け(電波が出てくるのを待つ)受信は出来ません。

    ハード面の改善では、「アンテナ」の一言に尽きます。標準アクセサリーのゴムアンテナや内蔵アンテナは、なるべくいろいろなバンドを聞こえ易くするために工夫がしてありますが、通信量の少ない地方や都会のビルの谷間にお住まいなど、電波が捉えにくい場合は、屋外に立てた外部アンテナを接続するだけで大きな効果があります。高性能なホイップアンテナに代えても効果がない、とおっしゃる方がおられますが、いくら良いアンテナでも室内で使っては思うほど改善はしません。クリップ式のアンテナマウント(アンテナメーカーから各種発売されています)にそのアンテナを取り付けて、窓枠に挟んで外に出すだけでも効果が感じられると思います。さらに受信範囲を広げるには、ディスコーンやGPと呼ばれる屋外設置型の広帯域受信用アンテナを使うことです。アンテナ専業メーカーからバラエティ豊かに発売されておりますので、販売店にご相談下さい。

【サービス】無線機器製品に寿命ってあるの?耐用年数は何年ですか?

  • 「製品の寿命」には下記のような考え方や目的があります。

    1:保証期間
    不具合が起きた場合、原因がメーカーにあるときは保証書に記載のある範囲で無償アフターサービスに応じる期間です。弊社の一般消費者向け無線機器製品は6か月~2年で、この対象になるものは期間を明記した保証書を添付しています。保証書が付属しないもの(主に別売オプションのアクセサリー類)は、初期不良以外、製品保証の対象ではありません。ご購入後は必ずすぐに開梱して、異常が無いかお確かめください。新品のまま長期保管しても、経年劣化による不具合は起きますのでご注意ください。

    2:耐用年数
    「耐用期間」と間違えて使いがちな言葉ですが、昔の大蔵省令に基づく「減価償却資産の耐用年数」からきているものです。長く使える高価なものを会社などが経費処理するときの計算のもとになる年数です。無線機器は耐用年数表では10年となっていますが「10年しか持ちませんよ」でも「10年持たなかったから欠陥品だ」でもありません。また、これは高価な通信システムのような機器も考えての年数かと思われ、通常の連絡用無線機類は台数が多くなければ数年程度で償却されることが多いようです。

    3:耐用期間
    標準的な使用とメンテナンスで消耗品や部品を交換、修理するなどしても、その製品の信頼性や安全性が保てなくなると予想される寿命です。医療機器は薬事法上で規定が有り、ヘルメットのように人命にかかわる製品では業界団体が規定を設けるなどされているため、すべての製品に法的、業界的な規制があるとお思いの方が多いようですが、弊社が製造するカテゴリーの無線機器には耐用期間の基準はなく、各メーカーが独自に設計しているのが現状です。

    弊社の場合、消防救急受令機や情報通信機器などに、個別契約として耐用期間を設定して納入仕様書を取り交わすことはありますが、一般民生用無線機器製品、電源機器及びそのアクセサリーにはこのような耐用期間の保証は設定しておりません。但し生産を終了してから最低5年間は最低限の機能を維持してお使いいただけるだけの補修部品や専用バッテリーなどそれが無いと動かなくなるアクセサリーをご用意して、アフターサービスをご提供しています。

    加えて無線機器は家電と異なり、使い勝手を変えたくない、揃えた電池や充電器などアクセサリーを無駄にしたくないなどの理由からひんぱんなモデルチェンジがあまり喜ばれない製品群です。このため、無線機メーカーは部品メーカーに無くなる部品を作りだめしてもらったり、別の部品に置き換えたりして生産を続けることなど当たり前で、10年前に発売した製品が今でも現行品でメンテナンスも可能、というケースは珍しくありません。直流安定化電源のDM-330MVは初代の発売開始から20年を超えてまだ現役の、ロングセラーです。

    弊社製品のアフターサービスについては、このFAQコーナー内で引き続き詳しくご説明します。

【受信機】警察や消防のデジタル無線が聞ける受信機はありますか?

  • アナログのような感覚で受信できるレシーバーは存在しません。デジタル通信はアナログとは全く別物で、チャンネルを合わせれば聞こえるものではありませんし、そのような運用もされていません。特に公安や防衛関連など公共の安全にかかわる通信は製造から運用まで高いセキュリティレベルで守られており、このような通信が受信できる機器が一般に出回ることはありません。

    デジタルモードが受信できるDJ-X100も、下記のようなデジタル通信は受信できませんし、受信できるようにする方法もありません。
    警察・消防救急・自衛隊・海上保安庁など特殊な通信/携帯電話・デジタルコードレス電話/デジタル防災行政/電力会社/高速道路/デジタル化した鉄道/MCAなど。

【修理】家電製品では修理するより買い替えたほうが経済的なことがありますが、無線機はどうですか?

  • はい、普及価格の特定小電力トランシーバーではお買い替えをお勧めします。

    普及価格帯の機種の修理価格は技術料と部品代、税や運賃など諸掛の合計で最低でも6,000~8,000円程度になります。

    また、お見積もりをご依頼になって、価格提示後にお断りされると受付事務、修理個所の特定、見積連絡、返送等に掛かる手数料、通信費や梱包材実費などを含む既定の「見積技術料」と税・諸掛が発生します。(税、運賃込みだと4,000円程度)

    例えばDJ-P71 / P81 / P82 / P83 / P92 / P93 / P80 / P90 / P20 / PA20シリーズは使い込んで消耗したり、落としたり濡らしたりしたことで信頼性が落ちているような場合は修理をご依頼になる前に、後継機種のDJ-PB20A/PB27シリーズの実勢価格をお調べください。新品にお買い替えになるほうがコストパフォーマンスに優れることがお分かりになると思います。上記と同様、DJ-P9/P11/P21シリーズはDJ-P921への移行をお勧めします。いずれも使い勝手や外見が似ていて、電池や充電器、イヤホンマイク類は旧機種のものをそのまま引き継いで使えるので、新旧混在させても使いやすくなっています。

    現行品のDJ-PB20/PB27シリーズも、製品保証が切れた故障時は同様の理由でお買い換えをお勧めしています。

【電源機器】これらの電源は規定の最大容量以内なら何を接続しても良いのですか?無線機以外の物に使えますか?使えない機器にはどんなものがあるの?

  • 現行の直流安定化電源は無線機の専用電源として製品化されており、一般電気製品に必要なPSEから除外されております。汎用電源としてのご利用はお控えください。

    生産を終了したDM-331DはPSE規格に適合しており、電源の定格値以内であれば一般用途の電子機器にもお使いになれます。DC-DCコンバーター(コンバーター)、生産を終了したDC-ACインバーター(インバーター)も一般用途の電源としてお使いいただけますが、別の機器の電源部として組み込む等は目的外の使用となり、一切の保証は無効とさせて頂きます。取扱説明書の取り扱い上の注意をよくお読みください。

    弊社の電源機器は全て業務用では無く、不具合などで発生する逸失利益については賠償責任が生じない限り補償することができません。特に医療・学術・工業など、一般向けよりも高度な性能や耐久性が求められる用途にはお使いになれません。化学実験(電気分解など)でご使用になり故障させるケースも多発していますが、これはバッテリーの充電と同様に接続装置側から電源機器に向かって逆電流が流れることがあるためです。このような使用は製品保証の対象外とさせていただいておりますので、絶対におやめください。また工業用ではないため、校正サービスはご提供しておりません。

    インバーター、コンバーター、安定化電源はハロゲンランプや一部の蛍光灯、モーターやコンプレッサーを使用する車載用冷蔵庫やファン、釣り船の電動リール、ヒーターなど起動時に一時的に流れる突入電流が機器に表示されている定格値よりはるかに大きくなる物では、スイッチを入れた時に保護回路が働いたり、ヒューズが切れたりしてお使いになれず、最悪の場合は故障します。電源を購入される前に、接続側機器のメーカーに「この製品の起動時の最大突入電流は何アンペア(インバーターの場合は何ワット)ですか?」とご確認頂いてから電源の機種を選択してください。

    安定化電源はカー用品店などで12V機器の商品展示用電源として使われることも多いようですが、定格ギリギリで使う、風通しが悪い(什器などで囲われている)ところに設置する、電源スイッチを使わずコンセントの抜き差しやブレーカーで電源を入り切りする等は故障の原因となります。以前は自動車のショールームで電装品を動かすのに安定化電源をバッテリー代わりにお使いのところもあったようですが、昨今の自動車は自動ドア、パワーウインドウ、液晶計器類、各種カメラやセンサーなど電装品が多数採用され負荷が大きくなって故障のリスクが増えています。

    近年のカーナビには車のACCがオフになったとき、電源が切れたように見えても内部で終了処理をするものがあります。このような機種をDC24V車でお使いになると、コンバーターの常時出力(バックアップ)の電流では足りず、カーナビ、コンバーターまたは両方の故障の原因になります。必ず接続前にカーナビメーカーに電源オフ時とバックアップ電流についてご確認ください。ナビ起因の故障も弊社の製品保証を超える対応は致しかねます。ナビの設置や取り外しに掛かる費用は製品の価格に含まれておらず、故障時の補償は致しておりません。

    トランス式(リニア式)の安定化電源で出力電圧を定格13.8Vより低く設定してお使いになる場合、電圧が低いほど最大出力電流量も低くなります。例えば30A定格の電源でも1.5V出力の場合、最大電流容量は僅か2A足らず、10Vでも25A程度となるので必ずご使用前に説明書のチャートをご覧ください。

    インバーターではポット、電気毛布など温度制御をする機器は家庭用ACの正弦波を必要とするものがあり、弊社のインバーターで採用している矩形波では機器が誤動作をするため、絶対にご使用にならないで下さい。

    すべての電源機器はカタログなどで連続**アンペア、と表示しておりますが、これは100%デューティサイクルを保証するものではありません。長時間お使いになるときは追加で放熱(ファンやブロアを使用)するなど、通気にご留意ください。

    電源機器は取り扱いを誤ると大変危険です。取り扱い説明書をご参照の上、正しくお使いください。

【無線機全般】どのくらいの距離で通話できるんですか?地下と10階で通話できますか?

  • お問い合わせの中で一番多く、無線機メーカーとしては一番答えにくいご質問が通話距離に関するものです。

    *電波は光と良く似た性質を持っています。光は手元で照らしても遮られたところは暗く影になりますし、逆に高い開けたところからなら遠くまで、広い範囲に届きます。鏡に当たると反射もします。そう考えて頂くとイメージが浮かびやすいと思いますが、遮蔽物の多い場所や特殊な環境では壁やフロア1つで通話ができなくなることがある反面、ビルの上など遠くまで見通せる開けた場所からなら、びっくりするほど遠くと通話できます。また高い周波数の電波はビルの壁などで反射する性質を持っていますから、思わぬ方向に向くほうが通話しやすくなることも有れば、トンネルのような閉鎖的な空間では電波が干渉しあい、近距離でも通話できなくなることもあります。
    【参考】通話実験の動画 弊社電子事業部公式YouTubeチャンネルのリンク
    ビルの屋内編 (デジタル簡易、特定小電力、デジタル小電力コミュニティ無線)

    *特定小電力(出力0.01W/421-440MHz)
     ロングアンテナタイプの機種ですと、建物の中で十数メートルから数十メートル、市街地で数百メートル、河原のような見通しの良い場所で1km弱が目安です。ショートアンテナですと、同じ条件でも、ロングアンテナの50%程度まで通話距離が落ちる場合があります。これは物理的に電波の入り口が狭くなるだけでなく、アンテナが使用者の人体や廻りの環境の影響をより大きく受けやすくなるためです。又、特小無線機のFAQに記載しておりますが、デジタルタイプや同時通話モードも有効通話エリアがアナログの交互通話モードに比べて狭くなります。中継器(レピーター)が使える無線ですから、対応する子機を選んでおけば、この助けを借りて通話距離を伸ばすことができます。
    【参考】
    交互通話編
    同時通話編

    *アナログ簡易無線(出力5W/465-468MHz-1W/348MHz)
     5Wタイプは平地で4~5km程度、比較的手軽に使える連絡用無線機としては体感的な通話エリアが一番広く感じられるでしょう。ビルの中などでも鉄の防火壁などでガチガチにガードされたような作りでなければ上下の階層に結構飛ぶため、ビル管理関連の業種でも多く採用されています。1Wの小エリア無線は平地で2km程度、建物内部でも低層ビルなら死角なく通話できることが多いものです。
    348MHzと460MHz帯UHFアナログ簡易無線は、2022年にデジタルモードへの移行が義務づけられており、使えなくなります。ご存じなければこちらをご参照ください。

    *デジタル簡易無線 登録局(出力5W/351MHz)
     ハンディ機の5Wタイプで平地4km、1Wタイプで同じく2km弱程度です。建物の中も含めてアナログ5Wの8割程度、のような感覚でしょうか。これは、一旦データに置き換えられたデジタル信号が欠落する通信エラーが起きたとき、デジタルでは声が全く出てこなくなりますが、アナログはその点通信エラーが無く「りょう*い、*かい」と部分的にでも聞こえたら「了解と言ってるな」と人間の頭脳でエラー補正が出来るためです。
     車載・固定タイプでは屋根の上に良いアンテナが建てられることで、通話エリアは劇的に広くなることがあります。自家用車にホイップタイプのアンテナを付けた車同士で平地5km以上、郊外の工場建屋の屋上に上げた固定局用アンテナと近場を移動する自動車では10km程度、が目安になります。特に外部アンテナを使う場合はアンテナの種類や設置場所、ケーブルの太さや長さ、使用環境(山がち、都会のビル群のど真ん中などでは条件が大変悪くなります)で通話エリアは大きく変わります。
    【参考】
    直線道路 ハンディ機編
    ビル街  ハンディ機編

    *デジタル小電力コミュニティ無線(出力0.5W/142-146MHz)
     屋外なら1km以上、実用的に使えます。もともと看視や遭難救助を目的として割り当てられた無線なのでGPSの搭載が必須(相手局の距離と方角が液晶に表示)、秘話はかけられない、1対1で個別呼び出しすれば他人に聞かれない通話が可能、などほかの連絡用無線とは異なる特徴がありますが、だれでも、目的に関係なく、国内の上空、海上でも使えます。また無償配布のソフトを使ってパソコン上に通話相手の位置情報を表示させることもできます。
     屋内ではGPSが使えなくなりますが、特小より若干、通話エリアが広くなります。但しアンテナが体に接触するような使い方をすると通話エリアは極端に狭くなるので注意が必要です。
    【参考】
    都心部編

    *アマチュア無線(長波~マイクロ波、最大1000W)
     実用性度外視の「趣味の通信」がアマチュア無線ですから、通話距離はあまり意味がありません。逆にアンテナや使える周波数、出力なども免許のクラスに応じて幅がありますが、上級免許と最適な設備さえ持てれば、ご近所から地球の裏側、ISS宇宙ステーションまで、交信できない場所はありません。

【購入前】カタログが欲しいのですが?

  • 当ページに掲載されている電子事業部の製品のカタログは販売店の店頭でお取り頂くか、お問い合わせフォームからご請求頂けます。 こちらにご希望の機種名又はジャンル(DJ-XXXX、アマチュア無線、電源など)、郵送先のご住所とお名前を明記して送信してください。「こんな用途を考えているのですが・・・」というようなコメントをお書き添え頂ければ、それに合う製品をメールでご案内してからカタログをお送りすることもできます。但し機種別のリーフレットは増刷されないことが多く、総合カタログしかお送りできない場合もございますので予めご了承ください。

    尚、本サービスは日本国内の住所に限り、無償でご提供しております。お預かりした個人情報は弊社規定に沿って管理の上、カタログの送付にのみ使用し、セールスその他の目的に転用することは一切有りません。

【特小】デジタルモードや同時通話モードの通話可能エリアはアナログ交互通話に比べて狭く感じます。なぜ?

  • デジタルについて:
    弊社のデジタルシステムの場合、デジタルもアナログも、「音の元」になる信号を運ぶ搬送波は同じものです。従って電波自体の到達距離はアナログもデジタルも変わりません。ただ、電波が弱い状態では、デジタル通信の場合、データに置き換えられた音声情報が途切れ途切れになり、受信機側で正しく音声に組み立て直すことができにくくなります。アナログでも似たような信号切れは起こりますが、「りょうXい、XXうかい」を「あ、了解か」という風に、人間の頭脳という素晴らしいコンピューターでエラー補正ができるアナログ通信と異なり、デジタルではこのような場合音が崩れるか、復調できなくなるため体感的には通信距離が短く感じられることが有ります。

    同時通話について:
    同時通話は送信・受信それぞれに別の専用電波を使い、グループコードで使うCTCSSトーンと呼ばれる耳に聞こえるか聞こえないか、というような低周波を送信電波に乗せて、受信側がそれを判読できている間は両者で通話が成立します。しかし電波伝搬に障害(電波が弱い、強い雑音で妨害を受けるなど)があってトーンを判別できないとすぐ通話が切れてしまいます。電波が飛ぶ距離は同じでも、このように電波を判別して同時送受信を制御する都合上、同時通話のほうが条件の悪いときに「通話が切れる」ため電波が飛びにくいと感じるわけです。

    これが頻繁に起こる場合、通話が切れても呼び出し手順を繰り返す必要の無い「強制同時通話モード」にすると使いやすくなります。(DJ-R20Dの強制通話モードはこちらをご覧ください/pdf 28kb)

    いずれの場合もアナログ交互通話機で同等サイズのアンテナを持つ機種との比較で、同時通話やデジタルモードは条件によって20~50%程度カバーエリアが狭くなります。通話エリアを広げるには中継器をお使いください。

【購入前】直接アルインコから買えるの?実売価格はいくらですか? 在庫は有りますか?見積書を送ってください。

  • 弊社はメーカーのため、お客様への直接販売は行っておりません。実売価格や在庫、お見積書などご購入に関するお問い合わせは販売店のご案内をご参照のうえ、直接販売店/販社にお尋ねください。

    もしお近くに販売店が無い場合は、インターネットの検索サイトでご興味の有る製品名とアルインコ(例:DJ-XXX アルインコ)、をキーワードに検索されると通信販売をされているお店がヒットします。この方法は「オープン価格」と表示されている製品の実売価格を調べたり、旧機種のアクセサリーなど弊社の営業在庫が無くなった製品を探したりするのにも有効です。「EBP-XXX アルインコ」のように検索すると、販売店で在庫されているものがヒットすることがありますのでお試しください。

    なお、マイクスポンジ、耳パッド、ケーブル、電池フタ、クリップなどの消耗品や無くしがちな部品は弊社直営のECサイト、アルインコインカムショップでもお求めいただけます。

    【ご注意】
    ・弊社販売店一覧でご紹介している販売店のインターネット販売は信頼できますが、有名無線機店の販売サイトに似せた悪質なネット詐欺が報告されていますのでご注意ください。
    ・ネットオークションで「一部不具合がある」などと書かれたものは水分が入ったり、落下の形跡が有ったり、内部に手を入れたりされて、外見がきれいでも修理ができないことが多くなっています。実用したくてお求めになる場合は十分ご注意ください。

【特小】DJ-P30D/P-35Dで、時々送信できなくなり"ピピピ"と音が鳴ります。誰も使っていないチャンネルなのにどうして?

  • 特定小電力無線では、限られたチャンネルをできるだけ多くのユーザーが分け合って使えるように、3分以上長話をすると強制的に無線機が通話を終了させるとか、使用中のチャンネルの上から割り込んで送信することができなくなる機能を設けるよう技術基準で義務づけられています。デジタルモードにしているとアナログの信号を聞くことができませんから誰も使っていない空きチャンネルだと思っても、実は別の人がアナログモードでそのチャンネルを使っていた、というような場合ピピピ音がして送信できなくなります。アナログの機種でもグループモードを設定していると似たようなケースが起こります。しばしばこれが起こるようならご近所でそのチャンネルをすでにお使いになっているのかも知れません。チャンネルを変えて通話できるか試してみてください。